今回は、資格試験で持ち込むことができる道具の1つである「腕時計」の記事です。
試験前はそれほど意識していなくても、実際にはかなり重要な道具だったりします。
試験ではどういう腕時計がいいのかを解説するとともに、おすすめの腕時計もいくつか紹介していこうと思います。
⒈ 正確性
まず、大前提として「腕時計が正確であること」を押さえておく必要があります。
時間が限られている資格試験の場合、秒単位まで考えなければならない場面もあったりします。
最後の最後まで粘って検討したい、という受験生も多いはず。
残り1分を切っても検討したい!
そういう時には秒までの正確性が求められます。
簡単にいうと、試験日の1日を通して1秒もずれないような腕時計を用意しようということです。
クオーツ時計であればその条件は簡単にクリアできます。
高級時計によくある「機械式時計(自動巻や手巻きのもの)」や、クオーツではない「おもちゃ時計」の場合、1日で数秒の誤差が生じてしまうので注意しましょう。
⒉ 机に置いたときの「見やすさ」
試験中は、腕時計はあくまでサブ的な存在です。
場所をとって邪魔になってはいけないですし、見やすくなければ効率が悪くなります。
ポイントは2つあります。
・机に置いた時に腕時計の盤面が横向きにならない
・パッと見た時に瞬時に時間がわかる
1つめのはわかりにくいですが、簡単にいうと、時間を表示する「盤面」が、置き時計のように「自分の方を向いている状態」がベストということです。
腕にフィットする作りになっている腕時計だと、机に置いた時にどうしても横向きになってしまいます。
腕から外した時にくるんとならない腕時計が試験においては重宝されるわけです。
高価格帯でない金属バンドの腕時計であれば、こういう調整が割とスムーズにできます。
革ベルトの場合でも、ひっかける穴を調整することで見やすくするなるものもあります。
腕時計屋さんで買う時には、実際に手にとらせてもらって、見やすく置けるかどうかを試してみるといいです。
⒊ デジタルかアナログか
個人的には、数字で時間を表す「デジタル」で十分だと感じますが、残り時間を直感的に(体感的に)捉えたいから針で表示する「アナログ」がいい、という意見もあるかもしれません。
アナログ時計を使用しても構わないのですが、注意点があります。
時間を合わせるのがデジタルよりも難しいのです。
アナログ時計の場合、普段から秒までしっかりと合わせるということ自体をしないと思いますし、「竜頭(時間調整をする出っ張っている部分)」の操作によって、分針に微妙な誤差が生じることがあります。
この微妙な誤差によって、正確な時刻を間違えて認識してしまうと試験にも影響が出てしまうので、分針や秒針をしっかり合わせる必要があるのです。
こう言った理由から、アナログだけの機能をもった腕時計よりも、デジタル機能を兼ね揃えたアナログ腕時計を用意することをおすすめします。
そうすれば、残り時間のざっくりとした時間を確認したい時には針を見ればいいですし、試験終盤で細かい時間確認をしたい時にはデジタルを見れば良くなります。
一方で、デジタルの注意点とすれば、本試験中に「音が出ないようにする」ということです。
デジタル時計は高機能なゆえに、アラームや時報といった機能が付いているものが多いです。
こういった音がなってしまうと、迷惑行為や不正行為扱いとなってしまいます。
必ず、音が鳴らない設定になっているかを確認してから試験に臨むようにしましょう。
⒋ 安くて高性能な「おすすめ時計」を紹介
いろいろと書いてきましたが、どういう時計が適しているのかを具体的に紹介した方が分かりやすいと思いますので、ここでは私のおすすめする試験用腕時計を紹介したいと思います。
デジタル時計
これは私が実際に試験の時に使用していた腕時計になります。
なんと言っても安いですし、性能も十分!
メーカー発表の数値によれば、時間がマックスでずれたとしても1日で1秒なのだそうです。
実際には1月で数秒ずれるかどうか、くらいの精度です。
試験前日に時間を合わせておけば、まず問題なく秒単位まで正確に使えます。
金属のバンドになっているので、置き時計のように盤面を斜めに立てて使うことができます。
デジタルで問題ないという人には十分な腕時計だと思います。
こちらは金属ベルトではなくラバーでできています。
この時計も机に置いた時に盤面が横になりません。
半分に折りたたんだ状態で机に置けるので、場所もとりません
デジタル+アナログ
針の部分が大きく、しっかりとデジタル表示もある腕時計です。
金属バンドになっているので斜めに立てて使うことが可能ですし、クオーツですので精度も問題ありません。
竜頭を使って時刻を合わせるタイプではないので、分針の微調整がしやすくなっています。
この小さな液晶でストップウォッチ機能が付いているので、普段の学習でも役立ちます!
先ほど紹介したデジタルの腕時計と比べると流通量が少なめですので、針がついている方がいいという人は早いうちに用意しておいた方がいいかもしれません。
あとがき
たかが「腕時計」ですが、試験会場では安心材料の1つとなります。
普段は腕時計をしないという受験生も、試験用に1本買っておくのもアリではないでしょうか。