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今回は「マーカー」についての話題です。

 

⒈ 根強い「マーカー不要論」

みなさんが学生時代の頃、このような意見がありませんでしたか?

「教科書はなるべくきれいな状態にするべき」
「線を引くとそこしか見なくなる」

線を引くことを「悪」とする意見で、ここでは「マーカー不要論」と名付けることにしましょう。

私自身も英語の授業でそのように言われた記憶があります。
確かに、線を引いてしまうと、それ自体がヒントのようなものになってしまうため、テストでテキストの英文が出題されたときに分からなくなってしまう、なんてことが起こります。

そういう意味では「マーカー不要論」にも説得力があるように思えます。

 

⒉ マーカーを使おう!

しかし、私自身は「積極的にマーカーを使うべきだ」と考えています。

その理由としては3点あります。

・効率が上がる
・テキストをしっかり読むようになる
・復習しやすくする

学生の頃の学習では求められなかったものが資格試験では求められます。
また、覚える量も違います。

このことから、特に、法律系の資格試験学習ではマーカーを使うようにしましょう

 

⒊ マーカーを使った方がいい理由

⑴ 効率が上がる

宅建士や行政書士のような、法律が試験科目になっている試験では、膨大な知識量を詰め込まなければなりません。
そもそもテキストに書かれている量も学生の頃の教科書とは段違いに多かったりします。

その膨大な量を、限られた時間で覚えなければならないとなると、「効率」が求められるようになります。
効率を上げることによって、学習の時間や期間を短縮することができ、その分を反復学習に当てることができるようになります。

その効率を上げるためのツールとしてマーカーを利用するわけです。

⑵ テキストをしっかり読むようになる

マーカーで線を引くということは、テキストをしっかり読まなければならない、ということでもあります。

当然、適当に線を引くことには意味がありません。
しっかりとテキストを読んだ上で、自分なりに大事だと思う部分、間違いそうな部分などに線を引いていくわけです。

こういう目的意識がしっかりしていれば、線を引くことが学習の作業ではなく、要素になります。

⑶ 復習しやすくする

マーカーで線を引いたら、それを後で読み直す必要があります。
逆にいうと、あとで読み返さないのであれば線を引く必要なんてないのです。

資格学習は反復学習がカギです。
復習をすることによって、知識をより正確なものにしていくわけです。

線を引くことで、「復習」をするハードルを下げてくれます。

自分なりに気になった点を中心に復習することができるので、1回目と比べても読みやすくなりますし、本当に大事な部分を再確認することができるようになります。
線を引いていないと、また1から読む作業をしなければならなくなり、効率が悪いですよね。

 

⑷ 注意点

ここで、マーカーで線を引くにあたっての注意点をまとめておくことにします。

・1回目はむやみに引かない
・なるべくなら消せるものにする

1回目にテキストを読むときというのは、全てのことが重要に感じるものです。
まだ知識が浅い段階で重要な部分を見つけるのは難しいですよね。
そこで、1回目は特に、線を引きすぎないように注意しましょう。

2回目以降であれば自分の苦手な部分なども見つかってくるでしょうから、そういう部分に線を引くことができるようになります。
1回目は必要最低限くらいの感覚でちょうどいいと思います。

最近では、パイロット社のフリクションのような、消せるマーカーがあります。
このような消せるものをなるべく使うようにしましょう。

自分が大切だと思う部分というのは、時間とともに変わっていくことがあります。
最初の方に引いたものの、その部分はガッツリ覚えたというのであればマーカーを消します。
そうすることで、常に自分にとって重要な部分だけがマークされている状態を保つことができるようになります。

 

あとがき

マーカーと書きましたが、蛍光ペンでも色付きボールペンでも同じことが言えます。

マーカーを引くことはスタートラインに立っただけにすぎません。
メリハリのついたテキストをしっかり読むことこそマーカー学習の真骨頂です。

効率化の道具です!
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